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  • 亜咲花「わやわやわー!」振付けダンス動画をTikTokで公開 撮影時の槙田紗子×亜咲花特別インタビュー

  • 2024/03/28 0:00 公開  編集部
  • 超ときめき♡宣伝部の『すきっ!』や日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞したFRUITS ZIPPER『わたしの一番かわいいところ』など、次々とヒットを生み出す振付師として知られる槙田紗子さんが振り付けを担当した、亜咲花さんの『わやわやわー!』が2月7日に発売され、みんなで一緒に「わやわやわー!」と踊れる「#彼ピッピダンス」としてTiktokなどのSNSで話題となっています。

    亜咲花「わやわやわー!」振付けダンス動画をTikTokで公開 撮影時の槙田紗子×亜咲花特別インタビュー

    よりたくさんの人に「#彼ピッピダンス」を踊ってもらうため、3月4日にTikTokで槙田紗子さんと亜咲花さんによる振付けダンス動画も公開しました(リンク)。今回、撮影時に行われた槙田紗子さんと亜咲花さんの特別インタビューの模様をお届けします。

     

    槙田紗子×亜咲花 特別インタビュー

    まず、新曲『わやわやわー』の振付について、どのようなコンセプトやイメージでつくられたのか、ポイントについて教えていただければと思います。

    槙田:『わやわやわー』はどちらかというとライブの振付というより、MVの振付けっていう感じです。サビは歩きながら撮るとかカメラワークが先に決まっていて、そこに合わせて振付を作ったので、サビだったらずっと歩きながら撮れる振付とか、あとはもうMVのシーンに合わせてちょっとここはこういう風な動きでやってみようとか、結構その場でも作りました。亜咲花さんとお話しながら作ったりしましたね。基本的に学校コンセプトだったので、みんな踊れるぐらいの簡単なダンスで、すごい弾ける元気な青春感みたいなのが出るような振付を意識しました。

     

    #彼ピッピダンス ともいわれていますが、反響がありましたか。

    亜咲花:MVで歌って踊るっていうのが今まであまりなかったので、亜咲花って踊りもできるんだ!っていう新しい一面をお届けできたっていうのがすごく嬉しいです。やっぱりライブだと今までだったら普通にペンライト降るなりジャンプしたりっていうのが楽しみ方の定番だったんですけど、『わやわやわー』を歌うたびにお客さんが一緒に歌って踊ってっていう新しい楽しみ方ができました。MVでは私も制服着てるし、後ろのバックダンサーの子たちも隅から隅までコスプレしてるので、みんなで一つの作品を作っていくっていう意識が今回強くて、みんなで一緒になって歌って踊れるっていうのはすごく嬉しかったです。

     

    槙田先生は「すきっ!」や「わたしの一番かわいいところ」の振付も担当されています。バズる振付のコツやトレンドってあったりしますか。

    槙田:振付のトレンドでいうと、TikTokで発信するものは割と上半身で踊れるものが多いです。『わやわやわー』も全身動いてはいるんですけど、手を使ってない部分が全くなくて、サビはもうずっと手振りがついてます。そういった座った状態でも踊れるっていう振付けが一つポイントなのかなとは思います。

     

    K-POPなどのアーティストさんと比べてみて、日本と海外のアーティストさんの違いみたいなところってありますか。

    槙田:難しいなー。それこそ亜咲花さんは海外でもライブやられてるから、ファンの方の違いとか、身を持って体感してそうですね。

    亜咲花:ライブの楽しみ方っていうところだと、日本の人は割とシャイな方が多くて、特にアニソンのライブはMCの距離が近い印象。「お水おいしい」とか「次の曲で最後です」みたいな定番のコール&レスポンスみたいなものがあるんですよ。でも海外だと一緒に全部歌っちゃうんですよ。だから海外のアーティストはサビをみんなにマイク向けちゃってサビを一切歌わない。だけど、日本の人は「いやいや俺たちはサビを聞きに来たのに、お客さんの歌を聞きに来たわけじゃないんだ」っていう意見が圧倒的に多いです。海外はみんなで楽しむっていう意識が強いから、もうお客さん優先。みんなの最高の空間を作るっていうのがあなたの仕事だよっていう感じで、立場が若干違ったりもしてますね。

     

    亜咲花さんも槙田先生も、海外のアーティストとのそういった文化の違いからインスピレーションを受けたりしますか

    亜咲花:日本だと例えばライブのイントラとかは、やっぱり音楽だけになっちゃうので、ちょっとした「みんな一緒に歌いましょう!」とか「オイオイ」とか、そういう掛け声系を煽ることが多いんですけど、海外はやっぱり一緒にライブっていう意識が強いから「Together!」とか「Come on!」みたいなそういう合いの手で盛り上げてる文化なんで、そういったところからインスピレーションを受けてますね。

    槙田:私は結構いろんな国のダンス動画を見たりするんですけど、フォーメーションを結構取り入れることが多いですね。日本のグループアイドルだとライブを目的にして振りをつけてるので、横2列前後交代みたいな、割とシンプルなフォーメーションが多かったりするんですけど、KPOPとかだと例えば七人組だったら、七人で一つというか、もはや組体操みたいな構成だったり、七人で花をイメージしてますみたいなちょっと雑技団的なフォーメーションの作り方があったりとかするんです。私は割とそれを日本のアイドルにやってもらっている振付師かなとは思いますね。

     

    亜咲花さんはアニソンシンガーで、槙田先生は元アイドルだと思うのですが、アイドルとアーティストの違いみたいなところはありますか。

    亜咲花:私はやっぱりシンガーが基本で踊らない前提なので、自分のパフォーマンスによって歌のクオリティも変わってくると思っていて、次は音外しちゃダメだなとか苦手なとことろが自分でも分かるので、ここはあえてちょっとファルセットにするとかして、段階作っていこうとか考えながらライブをやってます。あとは、やっぱりお客さんの温度感を読み取ってMCの内容変えたりもしますよ。ここはもうすごい飛んでくるから、ちょっともうお客さんいじっちゃおうかなとか、本当にその日の空気を読み取るまでMCは一切考えてないです。アイドルユニットだと役割があると思うんですけど、この人はボケ、ツッコミ、進行役。私はそれを全部やらなきゃいけないのでそういう自分の好きなようにできるので楽しいです。グループがいい一人がいいとかは性格によるとは思うんですけど、逆にみんなでやる大変さとか逆にみんなでやってるからいいよっていう部分は先生が一番知ってると思います

    槙田:そうですね、アイドルとアーティストの違いってなるとどこに視点を当てるかによって変わると思うんですけど、私は亜咲花さんとご一緒して思ったのは、やっぱりソロでやってる方のたくましさっていうのをめちゃめちゃ感じたんです。もう全部が自分一人の評価につながるし、名前と顔を出してアーティストとして活動しているっていう責任感だったり、やっぱり抱えてるものが違う。そこがグループアイドルだと、いろんな人が考えてくれたコンセプトがあって、曲の方向性があって、そこにある程度寄せなきゃいけない部分も結構あって、ある意味不自由さももちろんありますけど、ある意味では人を頼る部分というか、自分一人で全部やらなくても、メンバーの力との掛け合わせで一緒に作っていくっていう感じで、抱えてるものの種類が違うってめっちゃ思いましたね。

    亜咲花:私は自分の人生を自分で決めたいという思いから芸名ではなく本名で活動しているので、芸能人として今しゃべってるというより、亜咲花という一人の人間でもあり、一人のアーティストとしてもあるんです。その辺のギャップがないっていうのが大きいです。私はもう自分がダメだったら自分に責任があるので、そういう意味では必然的に強くなっていかざるを得ない。例えばライブって生ものなので、だから、本当はアンコールとかも決めたくないんですよ、 それはアンコールじゃないじゃん。アンコールってお客さんも私ももう一曲やろう、帰りたくないよっていう気持ちから生まれるものだと思うので、場の空気で最後に急遽追加で同じ曲を歌うっていうのも過去には何回かあります。時と場によるって言われるとは思うんですけど、アンコールなくてもライブ楽しいよっていうのをちょっと言っていきたいです。

     

    亜咲花さんはずっと一人でやられていたなかで、今まで一番大変だったことはありますか。逆に槙田先生はグループでやられていたなかで、一番大変だったことはありますか。

    亜咲花:私この間インフルに新年早々かかっちゃって、咳がどうしても残ってしまう。 だからそこでツアーとかあるってなった時に、MCも全部自分でやらなきゃいけないし、歌も一人しか歌わないのでそこが辛かったかな。二時間、一時間半ちょっと、メンタル的にも誰にも頼れないから、そこがやっぱり心寂しい。自分が本調子じゃない時、フルのパフォーマンスができないっていう、その悩まなきゃいけない要素が増えてしまうっていうのがちょっと大変だなと思います。これがユニットとかなら、ちょっとMC任せたりとか、歌割変えたりとかできるのがうらやましい。

    槙田:私も集団苦手なタイプなんですよ。なんで、足並み揃えるとか、常にメンバーのことを気にするとかが、大変だったかなと思います。そういうやり方より、自分のやりたいことだけやりたいみたいなタイプなので、振付師になったっていうのはそこかなって思います。

    亜咲花:グループだとメンバーは仕事仲間でもあるし友達でもある絶妙な感じだと思うんですけど、ソロのアーティストだと言っちゃあれですけど、他人感が強いです。私もフェスとかになるとコラボもするし一緒に歌いますよって感じだけど、ここがやっぱり自分だけではなく他の人と波長とか、いろいろ合わせなきゃいけないのが大変だって思います。それが初めは譲れるかもしれないけど、やっぱどうしても人間には譲れない部分があると思うので、そこがぶつかった時大変だなって。

     

    今回の楽曲を一緒に作られて、今後お二人としてやってみたいことがあればお伺いしたいです。

    亜咲花:さっきもお話ししたんですけど、やっぱり歌って踊るっていうのが、本当に少なくて、ピュアで青春感あって、みんなも踊れてキャッチ―って曲が、ほぼ初めてだったんです。なんか結構ファンの方に割とびっくりされるぐらい、槙田先生がいろんな引き出しを持ってきてくれたので、これを機に亜咲花は歌って踊れるんだよっていうのをアピールしていって、お客さんも一緒に歌って踊れるような空間を作っていけたらなと思うので、ぜひまた先生と一緒に作っていけたらなと思ってます

    槙田:この楽曲のダンスとかに関しては、どの世代でも踊れるような振付っていうのをすごい意識したので、子どもからもうおじいちゃん、おばあちゃんまで踊ってくれたら嬉しいなってすごい思ってます。今回、亜咲花さんの振付をさせていただいて 今までダンスあんまりしてなかったっていうのがびっくりするぐらい踊れるし、しかもMV撮影とかでの即興の動きがもうめっちゃすごいんですよ!なんか振付師みたいに!多分パッションがすごい、その場その場の熱量がすごい方なので、そういうのなんか私もすごい勉強になったなって思ってて、亜咲花さんの場合は一緒にその場で振付けを作りたいなっていう方です。今後もそんな機会があればぜひよろしくお願いします。

    亜咲花:それこそ今槙田先生が、老若男女いろんな方にっていうので思い出したのが、時間的に実現できなかったんですけど、私このMVの案を出す時に、もちろん学校っていう設定もありながらも、例えば、コックさんが踊ってるとか、運転手さんが戻ってるとか、おじいちゃんおばあちゃんが踊るとか、うちのお母さん登場させるとか、職業や年齢関係なく誰もが踊って歌ってっていう映像にしたかったんです。

    槙田:めっちゃ面白いですねそれ!ぜひ次はそれやりましょう

     

    ありがとうございました。

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